単一量子ドット励起子の光励起過程と量子干渉効果(最近の研究から)
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概要
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半導体量子ドット中の励起子には,離散的なエネルギー準位構造,長いコヒーレンス寿命,また大きな多体相関という際立った特徴がある.このため量子ドットと光の相互作用では,コヒーレントな相互作用や高次の光非線形現象が非常に顕著になる.孤立したただ1つの量子ドットを対象とする分光によって,量子ドット中の励起子が光と相互作用するとき複数の遷移経路を経由するために,遷移の確率振幅に量子力学的な干渉効果が生ずることが明らかになった.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2002-02-05
著者
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