テオシントとソルゴーの栽培上における2〜3の特性について
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概要
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テオシントおよびソルゴーについて,栽培上の特性を明らかにするため,久万分場圃場(普通畑)を用い1961年・1962年の2カ年間試験を実施した。1.刈取後における再生長の追跡を行なつた結果,テォシントとソルゴーでは再生様式が異なり,テオシントの方が刈取時における生長点切除茎が少ないのと,単位面積当りの茎数が多いので,初期の再生量はソルゴーにまさつた。2.肥料3要素試験の結果,葉部割合の高いテオシントは,窒素の増施による増収の可能性が高い。3.テオシントでは,窒素施用量と粗蛋白質収量との関係が深いが,ソルゴーではテオシントほど顕著でない。4.テオシントでは,窒素の増施と刈取回数の増加が収量増大への可能性を示すが,ソルゴーではむしろ最大生長量に達した時点をねらつて刈取るべきであろう。
- 1963-04-30