混播牧草地の解析に対する垂直および傾斜ポイント コドラート法の比較
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概要
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サブタレニアン・クローバとライグラス(Lolium rigidum)の牧草地において,ポイントコドラート法を用いて,被度と頻度の測定をしたが,測定はvertical法とinclined法の二つ方法によった。これらの結果の比較は,適当な統計処理によって行なった。サブタレニアン・クローバの被度と,サブタレニアン・クローバとライグラスの頻度については,二つの方法とも同じ値が得られたが,ライグラスの被度についてはvertical法がinclined法よりも低い値であった。今までに所要時間が記録されたものはなかったが,vertical法がinclined法よりも明らかに早くできた。この研究結果は,既往の研究報告および,それらの草地分析研究上の適応と関連して述べた。(注)vertical法はピンを地表に対し垂直に下ろす方法で,inclined法はピンを料めに下ろす方法である。この研究では,ピンの下りる角度を32.5。にしてある。
- 日本草地学会の論文
- 1964-09-30