わが国の視覚障害児・者に対する歩行指導の理念・内容における変遷と現状 : 昭和40年代と現在との比較を通して
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概要
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わが国では、1965年(昭和40)から組織的な視覚障害児・者の歩行指導が緒につき、現在に至っている。本研究の目的は、草創期である昭和40年代の状況と現在とを対比させ、歩行指導の理念・内容のうち変更・改良のあったものについての変遷と現状を明らかにし、加えて1965年までの状況についても論じることである。わが国は、当初よりアメリカの指導を受けて歩行指導を発展させてきたが、歩行指導の定義・目的、タッチテクニックとスライド法、白杖による伝い歩きにおいては、わが国独自の理念と内容が定着している。また現在、走行中の自動車回避、電車乗降、交差点横断、ベアリングの指導、つまずきの指導については、草創期とは異なった方法で、あるいは異なった方法を付加されて指導が展開されている。
- 日本特殊教育学会の論文
- 2005-07-31
著者
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