脳性まひ児の身辺処理課題における動作法の適用 : 中学部生徒の事例について(実践研究特集号)
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概要
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身辺処理の困難な脳性まひ児に対し、「車椅子乗降」「階段昇降」等の身辺処理課題の達成を目指し、動作法による基本動作の指導と身辺処理の指導を並行して3年間行った。対象児の身体状況を整理し、「身辺処理課題と基本動作課題の関連図」を作成し、身辺処理課題の指導と動作法による指導の両方を行ったところ、基本動作課題と身辺処理課題の両方を達成できた。身辺処理に必要な動作の獲得には、膝立ち、片膝立ち、立位等の基本動作の達成が関連することが確認された。また、動作法による指導は、自分自身の身体の使い方を体感したり、工夫して動かそうとする意欲を高めたりするうえでも有効であった。
- 2001-03-31
著者
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