親参加型個別指導プログラムの活用によるダウン症児の排泄行動形成(実践研究特集号)
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概要
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ダウン症児に対して、排泄行動(本論では,主に排尿の意)を形成させるために、親と教師が一緒に作成した親参加型個別指導プログラムを基に実践指導を行った。1ヵ月間の指導期間を第I期から第V期に分け、第I期から第IV期までは定時排泄させて排泄間隔の時間を延ばしていき、第V期からは定時排泄を中止した。その結果、1ヵ月後には、排泄の要求ができるようになり、お漏らし回数も少なくなった。また、排泄するための一連の行動を習得させるために、「トイレに行く」「ズボン(パンツ)を下ろす」「おしっこをする」「ズボン(パンツ)を上げる」の4つの指導項目に分け、それぞれの指導項目ごとに1ヵ月後の目標段階を予測して指導目標を設定した。家庭と学校との両場面で指導を行った結果、3つの指導項目で指導目標を達成することができた。
- 1997-03-31
著者
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