体験学習をふまえた文字指導のプロセス : K子の事例を通して
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概要
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ヘルペス脳炎後遺症で聴覚失認を伴うK子は、視線も合わず指遊びで自分の殼に閉じ込もりがちで、コミュニケーションが困難であった。そこで本児に対して信頼関係を深め、視覚、触覚、運動感覚等に訴えて物の概念をつかませる体験学習を行うと同時に、動作的表象レベルの指導から象徴的表象レベルの指導にいたる課題学習を行い、成果がみられた。指導に当り、聴覚障害を十分考慮し、学習に行き詰まると、課題の質をレベルダウンした。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1992-11-30