精神薄弱児の光刺激に対する指先容積脈波反応
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概要
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本研究は、指先容積脈波振幅を指標とし、光刺激に対する健常児と精薄児の応答性反応を比較検討することを目的とした。被験者は、健常児群15名(平均CA:15才6ヶ月)、精薄児群15名(同CA:15才10ヶ月)で、5名ずつ、3下位群にわけ、強刺激群(600Lux)、中刺激群(100Lux)、弱刺激群(2Lux)とした。刺激は、持続時間5秒、刺激間々隔45秒で、20回反復呈示した。結果は、指先容積脈波振幅の収縮反応出現率(%)と、反応の大きさ(反応量、Log変換値)から整理した。分散分析の結果、反応出現率、反応量、共に刺激強度の条件差、群差に有意な差は認められなかった。しかし、刺激反復に伴なう収縮反応から、健常児群の反応量に刺激強度の条件差に有意な差を、精薄児群の反応出現率に試行ブロック間に有意な差を、それぞれ認めた。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1985-03-30
著者
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