Speech Compressionとマイクロコンピュータ
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概要
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聴覚による情報伝達をより効果的に行うために、speech compressionという方法が、特に視覚障害者を対象として研究されてきた。これは、テープレコーダに録音された呈示材料を音質に変化させることなく、より短い時間で再生する方法であり、従来、speech compressorという装置によって行われてきた。しかし、いくつかの問題点が指摘されているため、新しい試みとして、マイクロコンピュータを導入し、これによって、speechcompressionを作成する方法を検討した。音声データは、デジタル量に変換され、厳密な時間制御のため、マイコン本体の内部メモリーだけを用いて、記憶され、処理された。この方法により、63の質問の理解度を検討した所、正答率は、短縮率が増加するにつれて減少した。特に50%を越えた場合の正答率の減少が著しく、従来の研究と同様の結果が示された。さらに、訓練による効果についても考察した。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1982-12-30
著者
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