ギャラリーアートもりもとに於ける個展「誌上ギャラリー」
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概要
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人々の生活様式が急激に変化していく今日、その社会において彫刻の果たす役割とは何か。石をノミで刻むという最も原始的な作業をとおして、自分自身の内側の声に耳を傾けてみる。石彫のゆっくりとした作業の進み方は、私がものを考えるスピードとよく合っていてそこには心地良いリズムさえ感じられる。また、人の指先から生み出される他愛無いものの中にこそ、大切なものが潜んでいるような気がしてならない。2006年11月8日から18日まで銀座の「ギャラリーアートもりもと」で開催した個展の記録をまとめることで、私自身の彫刻をもう一度整理し新たなる展開と可能性を探っていきたい。
- 尚美学園大学の論文
- 2007-03-31