フィリピンの公立高等教育機関における企業家精神の導入 : 目標としてのシステムの形成
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概要
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企業化とは国有企業や団体にある政府資産の回収や資産管理あるいはそれらの組み合わせに関する戦略パートナーとして民間企業を関与させる過程である。そして諸外国では多くの公立高等教育機関において企業化が取り入れられている。その理由は(1)政府補助金への大きな依存という伝統的な慣行から脱却すること ; (2)公務員の官僚的な手続きから大学を解放する必要があること ; (3)大学の財政的及び行政的自治権を拡大すること ; (4)分権による公的な資産管理のより効率的および弾力的に実施すること,である。<BR>企業化の成功確率を高めるためには,フィリピンにおける国立大学とカレッジの企業化に対して構成や企画,準備に関する要件を慎重に検討しなければならない。それらは次の通りである。(1)上から順に組織階層が力強い支援をする環境 ; (2)標準業務手順書が明確であり,強力的及び流動的な組織構造 ; (3)市場監視とポジショニングやベンチャー投資と融資の評価,ビジネス分野での戦略的な協力体制の開発に対して責任がある有能なプロジェクト開発部 ; (4)有資格者の採用 ; (5)定期的なキャパシティー・ビルディング ; (6)競争的な給与体系 ; (7)適切な財政支持基盤,(8)性能と責任を確保でき,効果的実現可能な監視と評価システムである。
- 2008-06-15