科学技術計算による宇宙映像表現の活用動向
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概要
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近年のコンピュータパワーの増大により,大規模な科学技術計算が手軽に個人でも行うことが可能になった.また,コンピュータグラフィクスとして生成される映像表現も科学技術計算の研究成果を反映し現実感のある表現が一般化してきた.従来の映像表現は目で見える自然現象を模倣したものが多かったが,近年では実際に物理現象をコンピュータ上でシミュレーションした結果を用いることが増えている.本稿では,特に「宇宙映像」の事例紹介を通して,科学技術計算およびその結果の可視化を実現するための技術に関する研究動向,課題および将来展望等について紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-05-15