オープンソース・バイオテクノロジーについての考察
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概要
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知的財産権は研究開発や産業を活性化させるものであり、製薬ビジネスなどでは特に重要な位置を占めている。しかし、TRIPS条約に基づく知的財産制度では、世界の食料自給と公衆衛生に著しい悪影響を及ぼす危険があり、また、知的財産権による知識の私有化が過度に進むと、様々な研究開発を阻害する事にもなる。こういった弊害を回避するために、ソフトウェアの分野ではオープンソース・ライセンスが広く使われている。そして、このオープンソース・ライセンスをバイオテクノロジーの分野でも活用する事する試みが始まっている。今発表では、バイオテクノロジー分野でのオープンソースが持つ様々な利点や、社会的影響、そして今後解決すべき課題などについて考察する。
- 2008-01-31