組織における権力分析 : 資源依存アプローチの批判的検討
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概要
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組織における権力に関する資源依存アプローチによる一連の研究は、今日まで研究上のメインストリームとして一定の成果を上げてきたけれども、そこで明らかにされてきた知見は、組織にとってクリティカルな問題を処理したり、組織に対してクリティカルな資源を供給する個人や集団が組織において権力を有する、という比較的単純な知見に止まっているように思われる。本稿の目的は、組織における権力現象に関するより深い洞察や知見の獲得のための予備的作業として、資源依存アプローチの一連の研究に対する批判的検討を通じて、その問題点と限界を明らかにするとともに、今後の分析課題を指摘することである。
- 尚美学園大学の論文
- 2004-09-30