より良い高速増殖炉サイクル実現に向けたOR手法の活用(<特集>資源・エネルギーと環境問題への多面的アプローチ)
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概要
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現在,新型の原子力発電システムである高速増殖炉(FBR)サイクルの実用化を目指したプロジェクト(FaCTプロジェクト)が開始された.要素技術開発と試験による技術実証に並行して,FBRサイクルシステムの総合評価手法開発も進行中であり,シナリオ・スタディ,DCF法,AHP,リアルオプション,サプライチェーン・マネジメント等が活用されている.FBRサイクル実用化には,長期間にわたって多くの関係者による大規模な開発が必要であり,評価手法開発にあたっても,原子力システムのモデル化や知識マネジメントが有益となるが,さらなるORの活用が期待されている.
- 2008-04-01