マネジメント・プロフェッショナルの知識と実践 : 反省的実践者概念に基づく経営理論・手法・教育の再考察(地域発信の企業経営と経営教育)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マネジメントの知識とその利用が巨大な産業を形成してきている一方で、経営理論・手法・教育の有効性に疑問が呈されてきている。特に、科学・分析的な経営理論・手法・教育が実際の問題解決に対して期待されるほど十分に役立っていない、という批判がなされている。そこには、伝統的な実践のモデルである「技術的合理性」に基づかれる「科学的な厳密性」の要求と、価値観の葛藤する、不確実な、現実の問題を解決するという意味での「実践的な適切性」の要求との間に、深刻なジレンマが存在しているのである。こうした経営に関わる現在の問題を深く理解するために、本稿は、ドナルド・A・ショーンによる「反省的実践者」の主張とその意義を検討することを通じて、科学と知識の側面に焦点を当てながら、マネジメントの実践者が直面している課題の性質を明らかにするとともに解決の方向性を考察していくことにする。
- 2007-11-22
著者
関連論文
- マネジメント・プロフェッショナルの知識と実践 : 反省的実践者概念に基づく経営理論・手法・教育の再考察(地域発信の企業経営と経営教育)
- 組織的学習についての再考察 : Argyris & Schon理論の意義付けと経営学的研究の反省