生物多様性条約における森林の拡大作業計画 : 第9回締約国会議(COP9)に向けた論点の整理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生物多様性条約では2008年5月第9回締約国会議において,各国の活動の指針となっている森林の拡大作業計画の詳細検討が行われる。森林は条約の中心的領域ということもあり,注目が集まる。詳細検討は,作業計画の見直しではなく,実施を促進するための障害や優先的課題の特定に主眼がある。また森林の詳細検討には,条約全体と森林に特化した指針の決議があり,二層構造となっているので注意が必要である。我が国も2010年の第10回締約国会議の誘致を表明しており,過去の歴史やプロセスを理解した上で,産官学それぞれの領域において議論をリードすることが国際社会より期待されている。
- 2008-04-01