急性期にある高齢脳卒中患者をもつ家族のストレスに関する研究 : ストレッサーの構造とストレス反応との関連
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概要
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本研究は,急性期における脳卒中患者をもつ家族のストレッサーの特徴を明らかにし,心理的ストレス反応との関連を検討することを目的とし,73名の家族を対象に構成的面接調査を行った。その結果,ストレッサー項目は,因子分析によって,2因子9項目が抽出され,因子I「生活の変化への対応」,因子II「相談の困難性」と命名された。また,心理的ストレス反応得点と関連する因子は,因子分析で抽出されたストレッサーの2因子と,患者の重症度である「胃管」,「認知障害」であった。家族のストレスを軽減する看護援助として,今後の生活への調整,現状理解への支援の2つの方向性が必要であることが示唆された。
- 日本保健科学学会の論文
- 2008-03-25
著者
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