自律学習型英文法補習クラスの指導方略と実践
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概要
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あらゆる分野においてグローバル化が進む昨今、英語におけるコミュニケーション能力は、日本人にとって大きな課題である。日本の将来を担う学生達に、世界の国々の人と渡り合えるだけの英語能力を身につけさせることは、現代社会において日本の大学の果たすべき責任の一つとも言えよう。多摩大学にはこのような責任を果たすに相応しい、コミュニケーションを重視した英語教育プログラム「イングリッシュシャワー」がある。2004年、このプログラムに英文法を教える新しい選択のコースが設置されることとなった。「スタディサポートクラス」と呼ばれるこのコースは、コミュニケーション中心の学習が円滑に進むように、英文法という英語の基礎を固めることを目的としている。ここでは現代の英語教授法の理論を踏まえながら、旧来の英文法の授業とは異なる独特のカリキュラムを組んでいる。本稿ではその内容を明らかにし、分析の上でクラスの将来の可能性について探る。
- 多摩大学の論文