採石業における振動障害
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概要
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Vibration hazards were surveyed in a population of quarry workers using chipping hammers and to a lesser extent, rock drills. 1. Sixty-nine male quarry workers, aged 49.1±8.7 and exposed to vibration for 16.4±5.1 years, were surveyed in 1981-82. They were exposed to vibration for about 2-4 hours per days, mainly under a piece-work pay system. They had a high prevalence of Raynaud's phenomenon (36.2%) and numbness in upper extremities (53.6%). It is considered that the high prevalence was mainly due to large vibration levels in chipping hammers and rock drills and long daily exposure time. The attacks of Raynaud's phenomenon were found predominantly in the left hand, which held chisels, whereas the restriction of motion in the elbow was predominantly in the right arm which pushed chipping hammers. 2. The same 49 male quarry workers in this population were also surveyed in 1976-77 and the prevalence of their complaints between 1976-77 and 1981-82 was compared. The prevalence of Raynaud's phenomenon was the same, but the frequency of the attacks increased between the two periods. The prevalence of other complaints such as numbness, pain and chills in the upper extremities also increased. Between 1976-77 and 1981-82, the prevalence of Raynaud's phenomenon, numbness, and pain in the upper extremities increased in the population of quarriers exposed to vibration for above 2.6 hours per day and 200 days per year, or 600 hours per year. On the other hand, the prevalence of these complaints mostly decreased in the population of quarriers with less exposure. These results suggest that a low limit of exposure time would be effective for the prevention of vibration diseases.
- 社団法人日本産業衛生学会の論文
- 1984-03-20
著者
-
宮尾 克
名古屋大学情報連携基盤センター
-
小林 章雄
愛知医科大学医学部衛生学教室
-
榊原 久孝
名古屋大学医学部保健学科
-
岩田 全充
トヨタ記念病院
-
岩田 全充
名古屋大学第1内科および関連施設
-
中川 武夫
中京大学体育学部
-
小野 雄一郎
名古屋大学 医研究 環境労働衛生
-
小林 章雄
愛知医科大学 医学部 産業保健科学センター
-
宮尾 克
名古屋大学
-
榊原 久孝
名古屋大学医学部公衆衛生学教室
-
榊原 久孝
名古屋大学 保健
-
山田 信也
名古屋大学医学部公衆衛生学教室
-
山田 信也
名古屋大学
-
久永 直見
名古屋大学医学部衛生学教室
-
中川 武夫
中京大学大学院体育学研究科健康科学系
-
中川 武夫
名古屋大学医学部公衆衛生学教室
-
桃井 能正
蛭川村診療所
-
中川 武夫
名古屋大学
-
岩田 全充
名古屋大学医学部衛生学
-
久永 直見
名古屋大学医学部衛生学
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