経済物理学入門(第52回物性若手夏の学校(2007年度),講義ノート)
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概要
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この10年ほどの間に人間の経済活動の詳細なデータがコンピュータの中に蓄積されるようになりました。そして、その蓄積された膨大な量のデータを解析することで、通常の自然科学と同じような手法で経済現象を実証科学的に研究することができるようになってきています。そのような研究を中心的に推進しているのが経済物理学です。経済学における仮説をデータからどの程度成立しているのかを実証的に検証し、さらに、見逃していた効果があればそれを取り込むような形で、研究が発展し、既に実務に応用されているような研究成果も出ています。まだ解析のための道筋もできていないような高頻度の経済データは無尽蔵ともいえるほどありますから、物理学のセンスを活かした研究の発展が期待されています。
- 物性研究刊行会の論文
- 2008-03-20
著者
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