熱帯植物ギンネムおよびゲットウの総合利用(<特集>農薬活性分子の作用機構研究に関する最近の進歩)
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概要
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沖縄では二種類の熱帯植物,ギンネム(Leucaena leucocephala)およびゲットウ(Alpinia zerumbet)の総合利用に関する研究が展開されてきた.ギンネムはタンパク質含量が豊富で飼料としての高い可能性を有している.しかし,摂取すると動物に害をもたらすミモシン(β-[N-(3-hydroxy-4-pyridone)]-α-aminopropionic acid)が存在するために利用が制限されていた.無毒化酵素のミモシナーゼをギンネムの葉から精製し,アミノ酸配列を決定することをもとにcDNAのクローニングを行った.ゲットウからの精油製造と繊維単離の工程で生じる多量の残渣および残液が廃棄されている.新鮮なゲットウの葉もしくは根,そして残液から精油,dihydro-5,6-dehydrokawain,および有用な抗酸化抽出物を得る抽出方法を開発した.
- 2008-02-20
著者
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福田 雅一
Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
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スアン トラン・ダン
Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
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多和田 真吉
Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus
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デバ ファラ
Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus
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多和田 真吉
Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
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デバ ファラ
Faculty Of Agriculture University Of The Ryukyus
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