国有資産管理体制における現代企業制度の確立について(日中企業共同研究)
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概要
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国有資産は中国の社会主義制度を強固にし,発展させる物質的基礎であり,国有資産の管理と運営は社会主義市場経済を発展させる重要な内容を含んでいる。党の第14回三中全会で現代企業制度を確立することが決められ,その決定が固有資産を強化する重要な実現形式とされた。市の指導グループは国有資産の管理体制の改革と現代企業制度の確立を非常に重視した。1987年7月,深〓市は率先して全国で初めての国有資産管理の専門機関として,深〓市投資管理公司を設立した。それは政府の社会経済管理機能と資産管理機能が分離され,国有資産の経営と管理活動の仕事を強化することであり,そして国有資産が絶えず強化されることになった。1992年末までに,深〓市投資管理公司に財産権を管理されている集団公司と直属企業は全部で106社あり,その国有資産総額は508億元で,1980年の1.61億元と比べて,その間年率61.6%増えている。そのうち,純資産は106億元に達し,1980年の0.61億元と比べて,その間年率53.7%増えている。1992年に達成した利潤は28.3億元で,1980年の1,500万元と比べて,その間年率54.9%増えている。1993年深〓市の国有資産管理体制の改革は大きな前進があり,財産関係でも,現代企業制度の面でも非常に大きな進展を勝ち取り,国有資産の管理と運営も新たな段階に入った。1993年までに,市の直属企業(市営と株式企業)の国有資産の総額は663億元あり,純資産は160億元で,それぞれ1992年と比べて,45.4%と55.33%増えている。達成した利潤は35.4億元で,1992年と比べて,対前年比30.67%増えている。上納した利潤(現金)は3.13億元で,1992年と比べて,42.9%増えている。もし上場会社が配分した9,700万株を入れれば(1株を1元で計算すれば),実際に上納した利潤は4.1億元に達している。
- 愛知学泉大学の論文