飲酒にまつわる事故と責任(二) : ある訴訟事例を通して見た死別の悲しみと法
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概要
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Ⅲ.検討 1 倫弘さんの存在と死をめぐる遺族両親とサークル学生たちとの「関係性の濃度における隔絶」 (1)遺族両親の事故状況説明へのこだわり (2)両親の「親としての思い」と「周囲/世間」との関係性 2 新入生歓迎コンパをめぐるサークルの集団力学と責任 (1)伝えられなかった事故状況:口をつぐんだ直接の当事者たち ①混乱していた事故当日の現場・三条河原の状況 ②口をつぐんだ「直接の当事者」たち (2)「サークルとしての対応」の論理と限界 ①事故状況説明の困難さと「お参り対応」の影響 ②サークル学生たちの「孤立無援」と「苦悩」 3 原告/被告双方の代理人弁護士と依頼者との関わり方の問題 (1) 原告側代理人弁護士と原告両親の関わり方の検討 ①原告側代理人弁護士の本件事件に対する見方・受け止め方 ②原告側弁護士との関係についての原告両親による評価 (2) 被告側代理人弁護士と被告サークル学生たちとの関係の検討 ①被告側代理人弁護士の事案認識と訴訟戦略 ②被告側弁護士のアドバイスによるサークル学生たちへの影響 4 死が持ち込まれることを嫌う法廷=排除される「親の心情」 (1) 排除される「親の心情」と被害者・倫弘さんの「不在」 (2) 「神聖な法廷」への思い 5 「命の重み」と金銭賠償原則、和解条項をめぐるディレンマ (1) 「示談」の可能性と提訴動機をめぐって ①「示談」成立の可能性 ②提訴動機の表明をめぐって (2)金銭賠償原則と「命の重み」をめぐるディレンマ (3)和解条項をめぐるディレンマ
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