被告人の主張明示義務に関する批判的考察 : 被告人の黙秘権に関する一試論
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概要
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はじめに 第一章 証拠調べ請求の制限を伴う主張明示義務の正当化根拠に対する疑問 第一節 問題の所在 第二節 立法過程における議論経過 第三節 主張明示義務等をめぐる議論状況 第四節 小括 第二章 黙秘権の発祥起源に関する研究 第一節 はじめに 第二節 黙秘権の発祥起源に関するLangbeinの見解の概要 第三節 「被告人供述型」裁判を基礎づける要因-弁護人の関与の禁止 第四節 「被告人供述型」裁判を基礎づける要因-弁護側証人の制限 第五節 「被告人供述型」裁判を基礎づけるその他の諸要因 第六節 小括 第三章 黙秘権の権利内容に関する試論 第一節 黙秘権の存在理由から導かれる黙秘権の権利内容 第二節 黙秘権保障の基盤としての防御権の構造 第三節 証拠調べ請求の制限を伴う主張明示義務の問題性 第四節 一九九四年イギリス黙秘権制限法との関連-黙秘権告知の規定の差異 第五節 一九九四年イギリス黙秘権制限法との関連-検察官によるコメントの是非 第六節 小括 おわりに
著者
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