権力分立論の現代的展開 : 機能的権力分立論の可能性
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概要
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はじめに Ⅰ 伝統的権力分立論の形成 一 諸権力の「分離」と「抑制」 二 諸権力の厳格な「分離」 1 わが国における権力分立制の評価 2 内閣の法律案提出権 3 小括 三 「分離」と「抑制」の使い分け 1 諸権力相互の「抑制」 2 行政概念・控除説の正体 四 伝統的権力分立論の実相 Ⅱ ドイツにおける権力分立論の生成 一 諸権力の「分離」と「抑制」 1 「機能」の分離と「機関」の分離 2 権力分立原理の「原則」と「例外」 二 核心領域説の誕生 1 生まれ変わった通説 2 民主的正統性と核心領域 3 執行権の核心領域 三 ドイツにおける通説的権力分立論の実相 Ⅲ 伝統的権力分立論からの脱却 一 ドイツにみる新しい展開 1 注目される執行権固有の権能 2 国家任務の適正な遂行 3 機能的権力分立論の留意点 二 伝統的権力分立論の本質的転換 三 わが国における伝統的権力分立論の再考 1 新たな理論の萌芽 2 機能的権力分立論の可能性 おわりに