明治初期の新聞文章と言文一致運動 : 福地桜痴の「文論」を読む(開学30周年記念号)
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概要
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明治の新しい時代、政府は国を挙げて西洋文化を取り入れようとした。しかし、国民への指導的立場にある知識人たちは漢学を中心とする従来からの書き言葉と日常語を中心とする話し言葉の分裂という「知の伝達の壁」に苦しんだ。さまざまな言文一致の試みが始められ、福地桜痴の「文論」もそうした呼びかけのひとつ。それを読むことを通じて、明治初期に於ける新聞文章とジャーナリズムを取り巻く言文一致への動きを探る。
- 神戸親和女子大学の論文