ChaucerのThe Physician's Taleにおける語りについて
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概要
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チョーサー(Geoffrey Chaucer,1340?-1400)のThe Physician's Tale(「医者の話」)における語り手の語りについて検討する。語り手の語りによるしめくくりの罪についての"sentence"は,美貌と美徳の幼きVirginiaと立派な騎士である父Virginiusにまつわる,pathosを基底とする語りとの間に,ある種の矛盾,不調和を呈している。この矛盾,不調和を通して,現実的指向を持つ世俗的な語り手の姿が浮かび上ってくる。
- 神戸親和女子大学の論文
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