行為の授受表現「〜てあげる/くれる」の文型と提示
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
学習者は、行為の授受表現「〜てあげる/くれる」の文で、「〜(人)に」を用いた誤用を犯すことが多い。初級教科書で「〜てあげる/くれる」の文が限定された文型として提示されていることが、その一因と考えられる。「〜てあげる/くれる」の文型は基本的に、「もとの文+〜てあげる/くれる」と捉えることができる。この文型で提示すれぼ、「〜(人)に」「〜(人)を」「〜(人)の」以外の助詞をとる文、さらには「〜(人)+助詞」をとらない文まで、学習者が適格に作ることが可能になり、誤用を避けることが期待できる。
- 創価大学の論文