グローバル生産ネットワークへの統合による途上国企業の成長 : 台湾パソコン産業を事例に
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概要
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1970,80年代より,国境と企業の枠を超えて一つの製品を作り上げる生産体系,グローバル生産ネットワークが進展してきた。これに統合することにより,途上国企業は,国民経済の枠から解き放たれて直接国際経済にリンクし,能力を向上・拡大させて飛躍的に成長した。その顕著な事例は,パソコン産業のグローバル生産ネットワークにおける台湾企業の成長である。しかし,台湾企業の多くは,90年代以降においても自社ブランド構築に必要なマーケティングや販売の能力を獲得していない。グローバル生産ネットワークへの統合による途上国企業の成長には,このような限界が存在すると言える。
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