スウェーデン人の豊かな消費生活の源泉に関する研究 : スウェーデンから日本は何を学ぶべきか
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概要
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昭和天皇が1953年にスウェーデンを訪問し,当時を次のように回顧している。「当時のスウェーデンは何もかもすべてが進んでいて我が国とは比較にならないくらい進んだ国のように思えた…。!」そのときから半世紀以上が経ち,今日のスウェーデンはどのようになっているのだろうか?筆者は1997年6月に国際会議でストックホルムを2週間あまり訪問し,そこで触れたスウェーデンの人びとから,外国人への差別のない対等な対応,親切心,他者への配慮,国際会議のオープニング・レセプションで出された質素な野菜を中心とする料理,治安の良さ,女性の社会での活躍など多くのことに触れ感銘を受けた。福祉や環境,租税制度など多くの事項で日本より先行しているスウェーデンという国から日本は多くのことを学んでいるが,一方で生活大国といわれる側面からはあまり多くのことを参考にしているようには思われない。その実態や根本は何か,経済大国といわれる日本がスウェーデンの人びとの生活,消費生活,人生を含めて何を学ぶことができるのか,一足先に高齢社会,低成長経済社会を迎えているスウェーデン王国,そこに滞在し生活しながら考察したい。
著者
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