〈紙芝居特集〉〈研究ノート〉紙芝居「演じることと語ること」 : 紙芝居のもつ特徴と効果を探る
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概要
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子どもは赤ちゃんの時期から、母親や周りの大人に依る働きかけから、物事を把握していく力をつけているように思われる。その働きかけの一つに物語るということばかけの手段がある。親が無意識に話しかけている状況説明のことばかけを、意識的に形に表したものが絵本・紙芝居と考える。絵本・紙芝居はその歴史の中で、娯楽としてあるいは教育教材として、時代の要請にこたえてその姿を変えてきた。今、子どもたちに物語る分野においてアニメ・マンガ・絵本・ストーリーテリング・紙芝居から、さまざまな提起がなされている。それらを子どもの良識を育む手段として、成長に合わせ適切に活用する研究が進められている。乳児から小学校低学年までの教育教材としての、紙芝居の可能性について、今一度の考察を試みたい。
- 2007-12-20