1.相互作用表示の一般論II
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
§1で,私達の相互作用表示に関するこれ迄の研究の要点だけを簡単にまとめて,相互作用表示の理論の論理的くみたてを簡潔に示し,この問題にかヽわる従来の色々な研究との関係を説明し,§2で,相互作用表示の理論のくみたての物理的内容を検討します。§3では,§1の一般論を具体的な例によつて補足し,§1の議論を非局所的相互作用の存在する場合に拡張するとどのような事情がおこるかということを検討し,その物理的意味を考えます。更に,高階微分を含む一般的相互作用をもつ系に対してS-行列の存否の問題をしらべ,従来の多くの非局所的相互作用の理論に於て採用されてきた形のS-行列[(22)の形]の妥当性とその物理的意味について考えます。非局所的相互作用とnon-local actionの間の関係については,次の論文で検討する事にします。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
著者
関連論文
- 4.真空偏極の問題に就て
- 2.量子電氣力學における共変性の問題
- 43.量子電気力学における共変性の問題(湯川秀樹博士ノーベル賞受賞記念号)
- 4 Propagatorの理論(II)
- 6.相互作用表示の一般論III
- 1.相互作用表示の一般論II
- 1. 第二種相互作用に就いて
- 1 ゲージ不変性と素粒子論に於ける発散の問題に関する一注意