硝子に發生する絲状菌の研究 第2報 : 培養上の諸條件に就て
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
硝子發黴菌Asp. glaucus var. tonophilusの液体或は固体培養を行い,水素イオン濃度.温度の關係を明かにし,次に諸種の培養基を比較した。NH_4鹽とNO_3鹽では前者やゝ勝る。重金屬イオンは10^<-6>程度では或ものは菌發育を促進するが甚しくはない。本實験の行われた條件下では食鹽(ナトリウムイオン)の害作用がカルシウムイオンで中和されることはない。本報告の諸實験には總て10-15%の食鹽が培地中に添加されている。食鹽濃度並びに糖類濃度の關係は培地製作に根本的に重要であるが紙數の都合で第3報に譲る。
- お茶の水女子大学の論文
著者
関連論文
- Studies on Relation between Dehydrogenase Activity and Viable Count of Bacterial Cells, with Special Reference to the Action of Antibiotics
- 抗生物質産生放線状菌の研究 第2報 : F1001號株の培養及びその抗生物質に就いて
- 雪水の水素イオン濃度測定に就て
- 硝子に發生する絲状菌の研究 第2報 : 培養上の諸條件に就て