乳幼児をもつ母親のサポート状況と育児不安との関連 : 病産院サポートを含めた分析
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概要
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本研究は,乳幼児をもつ母親のサポート状況と育児不安との関連を,病産院サポートを含めて検討することを目的としている。乳幼児をもつ母親612人を対象として質問紙調査を実施し,サポート状況と育児不安の関連について分析した。その結果,(1)育児不安には現在のインフォーマルサポートの影響力が強く,特に父親の非手段的サポートが高い場合は育児不安を低下させていた。(2)現在のインフォーマルサポートの影響下において,病産院サポートと育児不安には有意な関連は認められなかった。(3)病産院には,退院後のサポートに関する情報提供が求められていることが示唆された。(4)母親の育児不安は児が3・4歳の時点が高く,0歳時点が最も低かった。0歳時点は変動係数が大きく,個人差がある状況であった。育児不安の特徴や子育ての状況,子どもの発達的特徴に合わせたサポートの必要性が示唆された。
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