21. 電磁遷移確率および有効相互作用に対する配位混合効果(Medium Mass Nucleiの核構造,研究会報告)
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概要
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核の遷移確率や電磁能率は波動関数の詳細に敏感であり,充分な記述には大きな殻模型空間が要求されるが,もし状態の主な成分を知ることができれば,これを第0近似とする弱い配位混合の方法が有効であることが知られている。一方第0近似の波動関数を作る際に動員する配位が不充分な場合には一次の摂動論では不適当な程他の配位の混合が大きかったり,主な成分とつながらない配位が何等かの役割りを果したりして満足な結果が得られないことがある。この時には高次の寄与が無視できないことになるが,その計算には様々な困難と不定さを伴うことが多い。以下では,例を^<40>Ca領域でのM1, E2遷移確率にとって弱い配位混合の方法の有効な場合と困難な場合を示すと共に,有効相互作用に対する高次項の計算例について述べる。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1971-08-20
著者
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