4. Cyclotron resonance maser(Gyrotron)の試作(京都大学理学部物理学第一教室,修士論文アブストラクト(1979年度))
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概要
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Cyclotron resonance maser(CRM)は,一様磁場中でサイクロトロン運動する電子と電磁場との相互作用(メーザー作用)を利用した,相対論効果が本質的な役割を荷う新しい機構の発振管であり,サブミリ波帯においてもkW以上の発振が可能である。CRMは,近年,核融合プラズマの追加熱のための高電力ミリ波管(ジャイロトロン)として,また,プラズマ診断の発振源として注目されるようになってきた。本論文では,当研究室のトカマク(WT-1)のECH用として試作しているCRMの実験結果を述べる。
- 物性研究刊行会の論文
- 1980-03-20