基地局選択に波長可変光源を用いたミリ波帯光ファイバ無線アクセスシステム(アクセスシステム及びアクセス用光部品,光無線システム(ROF,FWA等)光映像伝送(CATV含む),オペレーション/保守監視,光計測,光ファイバ,光ファイバケーブル,一般)

概要

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ミリ波帯の光ファイバ無線アクセスシステムには非常に多くの基地局が必要であるため、基地局を集約する中央局において多数の無線装置や光デバイスが必要となり設備が大型化、高コスト化する問題がある。本稿では、ユーザ数が基地局数より少ない、もしくはユーザの分布が偏っており、全ての基地局を同時に稼働させる必要が無い状況を想定し、エリア内にユーザがいる基地局のみをホットスポット的に稼働させるシステム構成を提案する。提案方式では、中央局に配置する光源や無線装置を多数の基地局で時分割的に共有することで、中央局の構成が簡素になり、低コスト化、低消費電力化が期待できる。基地局にはそれぞれ異なる波長を割り当てておき、中央局に配置する波長可変光源の波長を切り替えることで、使用する基地局を選択する。波長可変光源と共に用いる光変調器として、電界吸収型光変調器(EAM)およびニオブ酸リチウム光変調器(LNM)の特性を実験により比較し、それらの性能や用いる際の制限を明らかにする。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-11-14