シンガポール出版流通市場の動向(<特集>シンガポールのいま)
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概要
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シンガポールはその歴史的,地理的条件を背景に,東南アジアで独特の政治経済発展を遂げてきた。人口468万人(2007年6月)という都市国家は,出版ビジネスの観点からは一見大きなマーケットのようには見えない。しかしながら,流動人口の増加,金融,物流,観光,教育,メディアのハブを目指す同国公共政策の現状を眺める時,国際的にもユニークな出版市場を形成していることが垣間見える。同国において過去24年間書籍流通業を営んできた紀伊國屋書店の視点から,特に最近の変化を踏まえてシンガポール出版流通市場の特徴を俯瞰する。
- 2008-01-01