茶抽出物中でγ-アミノ酪酸を生成する乳酸菌Lactobacillus brevis mh4219の分離とそれを用いた発酵茶飲料のストレス軽減効果
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概要
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茶抽出液中で生育し,GABAを産生する乳酸菌の検索を行い,mh4219株を分離した.本菌は,Brix 3%タンニン濃度4.3mg/mlの茶抽出液中でもグルタミン酸からの変換率94.4%でGABAを産生した.mh4219株は,16S rDNAの部分塩基配列,発酵形式,糖の資化性などからLactobacillus brevisと同定した.mh4219株を用い発酵させた茶飲料についてクレペリン検査によるストレス負荷試験における抗ストレス作用を検討した.その結果,発酵茶飲料の飲用によってPOMSおよび自覚症状しらべにおける主観的疲労感を軽減させる作用が示唆された.しかし唾液中のストレスマーカーであるクロモグラニンAおよびα-アミラーゼについて差は認められなかった.
- 2007-12-25
著者
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