「特色ある学校づくり」に関する実践的な検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
「特色ある学校づくり」について学習指導要領では,「地域や学校の実態及び児童生徒の心身の発達段階や特性を十分考慮して,適切な教育課程を編成するものとする」と述べている。ただし,その前段には,「各学校においては,法令及びこの章以下に示すところに従い」とある(学校教育法施行規則,各学年の標準の総授業時数の確保等のこと)。したがって学校現場では,あくまでも学習指導要領を基準として取り組む考え方と,学校の自主性・主体性が拘束された中での取り組みになると言う批判的な考え方が存在している。いずれにしても,"一般性・共通性"と"特色性・独自性"をどのように調和させるかが,各学校の課題になっている。経営上の具体的な課題としては,「多くの足かせがあり,チャレンジしようとしても容易ではない」「人事権,財政権の乏しい校長の苦労が極めて大きく,創意工夫に限界がある」等の意見がある。そこで,「特色ある学校づくり」(特色ある教育課程の編成)を推進するための基本要件,現状(課題調査,課題の内実),課題解決の視点に関して,実践的な検討を行う。
- 敬愛大学・千葉敬愛短期大学の論文