ガンマカメラを用いた同時計数撮影法の基礎的検討 : SPECT装置における^<18>F-FDG糖代謝画像の臨床応用に向けて

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概要

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同時計数回路を用いて,通常の対向型2検出ガンマカメラでポジトロン核種(主に^<18>F-FDG)を検出し撮像する方法が開発された。この方法を本論文ではcoincidence gamma camera imaging (CGI)と呼ぶことにする。今回われわれはCGIの特性を理解するため,分解能,計数率特性,目的外臓器集積の影響など技術的な基礎検討を行った。その結果,CGIの基本性能はPETより若干低下するものの,診断能的にはほぼ同等であり,臨床応用するには十分な性能を有していた。一方で目的外の集積による画像の劣化も存在するため,臨床に使用する際には,投与量,目的外の集積に対する注意も必要であることが示唆された。しかし,ガンマカメラに同時計数回路を付加することで,比較的安価にPET装置とほぼ同等の性能が得られるため,本法は臨床的にも有用な撮像法であった。
岐阜医療科学大学の論文

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