沖縄・多良間島の土原豊見親伝説
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概要
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土原豊見親春源は、第二尚氏王統第三代尚真王(一四七七〜一五二六在位)の時代に活躍したとされる宮古諸島多良間島の首長であった!土原豊見親は幼名をウドゥルといい、八重山のオヤケ・アカハチの乱や与那国の鬼虎征伐で功をあげた十六世紀に実在した人物である。多良間島には、島を統一したとされる土原豊見親春源に関する伝説が濃密に伝承されている。これら土原豊見親にまつわる諸伝説は、琉球王朝の先島諸島統治をめぐる問題や南西諸島における英雄伝説の問題等を考える際にも重要なてがかりを与えてくれるものと考えられる。
- 新見公立短期大学の論文