九州をめぐる国際観光と国際人口移動の現代史に関する基礎的研究
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概要
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現代の日本人、とくに九州に暮らす我々にとっての国際交流の相手は、どこの国・地域から来ていることが多いのかを実証的に示すことが、本稿の目的である。このため本稿では、1960年から2005年までの間に九州の各港に上陸した外国人のうち、出身国・地域が韓国・北朝鮮、中国(台湾、香港等を含む)および米国であるものが何人いたかについて、入国管理統計を基にして集計した。その結果、最も多いのは韓国・北朝鮮、次いで中国であり、米国はこの三者の中では最も少ないことが明らかになった。このことは、現代日本における国際交流の相手は誰なのかをイメージする際には、日本社会に存在するある種の先入観にとらわれず、より現実的にとらえる必要があることを示している。
- 長崎国際大学の論文
著者
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