アメリカ合衆国の公的扶助
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概要
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アメリカ合衆国が、いわゆる「小さな政府」の代表格であることはよく知られている。近年のわが国においてもアメリカ型の「小さな政府」を目指す方向性が強く打ち出されるようになっているが、こうした動向は、現在進められようとしているわが国の公的扶助(生活保護)改革のあり方にも大きく影響を及ぼすことは確実である。本稿は、こうした問題意識に基づき、「小さな政府」アメリカにおける公的扶助の構成およびその歴史的展開について概観しながら、その特徴を明らかにしたい。