総合型地域スポーツクラブへの参加が地域住民の健康に及ぼす影響について
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概要
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【目的】総合型地域スポーツクラブへの参加により、地域住民の健康が維持・増進されているか検討することを目的とした。【方法】総合型地域スポーツクラブ会員(クラブ会員群:73名)および会員でない市民(対照群:66名)を対象に生活習慣および生活習慣病の自覚症状に関する質問紙調査を行った。【結果】生活習慣の自覚症状は、栄養(r=0.21、p<0.05)および睡眠(r=0.25、p<0.01)と有意な相関関係が認められた。クラブ会員群は、運動(p<0.01)のみならず、栄養(p<0.05)、喫煙(p<0.05)、睡眠(p<0.05)についても良好な状態にあった。一方、飲酒頻度については対照群よりも有意に高かったが(p<0.01)、1回の飲酒量は有意に少なかった(p<0.05)。生活習慣病の自覚症状は、クラブ会員群が対象群に比べ少ない傾向にあった(p=0.08)。【結論】生活習慣病の自覚症状は睡眠や栄養といった生活習慣と直接関係していた。総合型地域スポーツクラブ会員は、健康志向が高く、運動のみならず様々な生活習慣において健康に気を遣っており、生活習慣病の自覚症状が少ない傾向にあった。
- 長崎国際大学の論文
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