明治前期におけるわが国国際港湾都市の盛衰 : 長崎と横浜の対比
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概要
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開国以降、衰退の一途を辿った長崎港と、対外貿易で繁栄した横浜港の貿易構造を、明治前期の産業構造や交通体系の変化から考察する。さらに両港の居留地における邦商の商権回復運動の動向を考察し、結果として長崎が近代的な新産業資本の確立を行い得ず、「日本の」長崎から「九州の」長崎へと地位を落としたこと、横浜は対照的にそれを行いえて、日本を代表する貿易港に成長したという、両港の明暗を分けた要因を探る。
- 九州情報大学の論文