非平衡熱力学の基礎について
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概要
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熱力学第2法則の開放系への拡張としての熱力学的ポテンシャル(自由エネルギー)最小原理と、質量・運動量・エネルギー保存則から、非平衡・非静水圧下の熱力学的"力"と"流れ"を定式化する。「局所平衡の仮定」は、第2法則と保存則に基づく熱力学の体系とは相容れないことを示す。熱力学的ポテンシャルの勾配によって"力"を定義したとき、現象論的関係式における相反関係がみたされる。
- 物性研究刊行会の論文
- 1992-09-20
熱力学第2法則の開放系への拡張としての熱力学的ポテンシャル(自由エネルギー)最小原理と、質量・運動量・エネルギー保存則から、非平衡・非静水圧下の熱力学的"力"と"流れ"を定式化する。「局所平衡の仮定」は、第2法則と保存則に基づく熱力学の体系とは相容れないことを示す。熱力学的ポテンシャルの勾配によって"力"を定義したとき、現象論的関係式における相反関係がみたされる。