トーラスにコンパクト化した閉弦に対する場の理論
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概要
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Bosonicかつ向きづけ可能な閉弦においてD次元の座標をトーラスにコンパクト化した弦の場の理論を考える。D次元座標を右,左の成分に分け2D次元の座標がローレンツ格子にコンパクト化した場合の弦の場の理論の作用を与え,そのゲージ不変性を示す。ゲージ不変性の証明(特に結合定数について2次の部分)のためには,相互作用vertexに2-cocycle条件を満たす数因子をかけておく必要のあることが示される。異なる模型はD次元内部空間における対称テンソル及び反対称テンソルの凝縮の仕方の違いとして理解されることが知られている。ここでは上の様にして構成された場の理論に基づいて上記のテンソル場の凝縮によって作用がどの様に変化するかを具体的に調べる。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1987-09-20
著者
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