在宅失語症者の介護者によるコミュニケーション行動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
在宅失語症者の介護者が行っているコミュニケーション行動の特徴を確認するため, 「言葉の障害への対応」のクラスター分析を行った. 対象はアンケート調査に協力し必要項目への記載が認められた47通, 方法は, 失語症者の実用コミュニケーション能力と「言葉の障害への対応」の関連性の確認後, 類似性の確認を行った.失語症者の実用コミュニケーション能力を構成する「日常生活における言葉のやりとり」と介護者の「言葉の障害への対応」は相関関係(R=.631 p<.001) を認めた. 介護者による「言葉の障害への対応」は<対人コミュニケーション時の配慮>, <言葉や話し方の工夫><文字や絵の使用>の3つのクラスターを形成した(非類似性距離10).介護者の対応が失語症者に必要な<言葉や話し方の工夫><文字や絵の使用>のクラスターを認めたことから, 失語症者に対する意図的な対応である事が推測された.
- 2007-10-31
著者
関連論文
- 在宅失語症者の介護者によるコミュニケーション行動
- 言語障害(「音声機能の障害」と「言語機能の障害」)となった患者をもつ家族へのケア (特集 家族への看護こんなときどうする?--20の事例集)
- 喋ることが困難な患者,耳が聞こえない患者とのかかわりの事例 (特集 対応困難患者へのケア・コミュニケーション事例集)